はじまり

妖怪や民俗学に世界に興味を持ったのは、振り返ると5歳のときだと思います。

親に連れられ、七五三を祝うため、神社で祝詞を上げてもらったとき、祝詞になんとも言えない面白さを感じたのが始まりでした。
独特の節で、かしこみかしこみまうす、と神々に述べているのが神々しく、また日常から離れた世界を感じさせ、どうもこの世界にはナニモノかがいるぞ、と感じました。

家に帰り、感じたことを親に伝えようとしましたが、両親は不信のものなので、祝詞中に神主が咳き込んだことや、独特の言い回しを面白おかしく真似ていました。はあ、儀式というのはこうやって笑うものなのかなあ。坊主チャカポコとか言うもんなあ、と調子を合わせたのを思い出します。

けれどもそのときに触れた感覚が、その後の神話世界や仏教的価値観、そして民俗学や妖怪への興味の起源だったと感じています。


参考:
ごんねぎ、祝詞の教室
https://www.google.com/amp/s/gamp.ameblo.jp/shinkawa-koutai/entry-10219439538.html